乗車日:2016.5.27
5月下旬,福井の鉄道を探訪。その際,福井到着後朝早くから行動したかったため夜行高速バスを利用することにしました。乗車したのは東京~福井間唯一の夜行バスであるドリーム福井号です。このドリーム福井号,東京=福井間という旅客移動量の小さい都市間ながら,新幹線駅や航路がなく,時間がかかっても直通で利用したいという需要があるようで昼行1往復・夜行2往復と比較的本数が多くなっています。
さてこの日は金曜日。東京駅八重洲口高速バス乗り場は賑やか。夜行列車が減少している一方で夜行高速バスは拡大の一途であり,この東京駅八重洲口高速バス乗り場からはピーク時5分~10分間隔で空港や関東郊外への近距離路線のほか全国各地へ向かう夜行バスが発着しています。
この日乗車するのは22:10発,福井行きの「ドリーム福井1号」。京福バス(黄色)と福鉄バス(青色)の2台体制での運転。
バスターミナルの隣り合うようにして乗降を扱うドリーム福井号。
今回は福鉄運行の2号車に乗車しました。……というか,予約したのが前日夜だったので空席が2号車にしかありませんでした。
車内はフルリクライニングの3列シートで一般的な高速バスの環境。とはいえコンセントなUSBポート等の備えはなく,携帯電話利用の場合はモバイルバッテリー等が必要です。
このドリーム福井号,夜行バスに乗り慣れた私でも「あれ?」と思うところが2点ありました。まず乗車した2号車がバスタ新宿での乗車扱いをせず通過した点。これはおそらくバスタ新宿のキャパシティの問題なんだろうと思います。
そして開放休憩となる足柄SAでは案内やドアの開扉がなく,旅客の申し出でようやく外に出られましたが,最低限のトイレ休憩と飲み物の確保のみの時間しか与えられず5分間ほどの停車に留まったこと。2人運行なので乗務員交代と車両点検ができればよいという判断なのかもしれませんが,体をほぐすためにも10分~15分ほどの休憩は欲しいところです。
バスタ新宿の通過と足柄SAの短時間休憩のおかげで定刻より30分以上早く発車したバスでしたが,福井には定刻通り到着。どこかしらで長時間停車があったはずですが,足柄発車後から福井まで寝てたので真相は闇の中です。