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はいいろノート

マニアックに楽しむ公共交通。画像はクリックすると拡大します。

津軽鉄道ストーブ列車

乗車日:2016.12.25

 青森県津軽地方を走る津軽鉄道では、毎年12月1日から翌年3月31日まで、旧型客車を使用した「ストーブ列車」が1日2~3往復運転されています。列車は定期列車に牽引(増結)される形で運転され、乗車には車両維持のための「ストーブ列車券」が必要になります。

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 日本でも数少ない旧型客車オハフ33の運行ですので、津軽鉄道乗り鉄も兼ねて乗車しました。この日は弘前泊で、お目当てのストーブ列車下り第一便(151レ)の乗車のために「リゾートしらかみ2号」を使って始発の五所川原に向かいましたが、小学生の団体客が多くストーブ列車は満員。151レでのストーブ列車乗車は諦め、牽引役の普通車で津軽中里までまずは乗り鉄です。

 ストーブ列車といえば日本では珍しい気動車牽引による客車運行。乗っているぶんには何かを牽いているような感じはなく普通でしたが、運転士が若干ブレーキ操作などに気を遣っていた感じはわかりました。

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 終点の津軽中里駅まで乗り通し、牽引の津軽21形の機回し(?)を見学。

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 そしていよいよ乗車です。客車内には石炭ストーブが2台あり、車内に入るとやわらかな暖かさに包まれます。

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 客車内には車掌のほか案内や車内販売を兼ねる係員が乗っていて、スルメを買えば名物のだるまストーブで焼かせてもらえます。このスルメ、けっこう噛みごたえがあり美味しかったです。

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 金木で下車し、太宰治記念館「斜陽館」などを観光したあとは、3本目のストーブ列車(153レ)を金木で撮り鉄。この日は2往復目以降(153レ、154レ、155レ、156レ)がDL牽引でした。旧型客車で冬季毎日ストーブ列車が運転されるのはここだけですが、DL+PC+DCで運行される列車はここ津軽鉄道だけでしか見れません。機関車牽引の有無は津軽鉄道株式会社のFacebookで確認できます。

  津軽鉄道が走る青森県津軽までは東京から遠く、珍しい列車が走っているわりには東京ではあまり注目度が大きくないように感じます。毎日運転のせいか乗客がとりわけ多いという感じでもありません。鉄道オタクが沿線で山ほどカメラを構えていたり、列車内を動き回っていることもありません。

 しかし冬季毎日運転で冬なら乗れるという「いつもどおりの感じ」が津軽鉄道トーブ列車の良いところです。臨時列車ではこのまったり感はなかなか味わえないでしょう。乗車はたったの15分でしたが、貴重な体験でした。

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 ちなみに津軽鉄道では乗車券類の発売が硬券で行われています。ストーブ列車券も例外ではなく、くわえて列車のきっぷにしては珍しく「お持ち帰りください」と明記されていて記念券も兼ねているようです。

 なお、津軽鉄道のストーブ列車の今季の運転は3月31日を以って終了しています。