きっぷ片手に旅をする

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JR西日本株主優待割引券(5割引)でお得に西日本を旅する

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▲白兎海岸(鳥取

 

先週の記事でJR東日本株主優待割引券についてご紹介しましたが,関連してJR西日本株主優待割引券についてもトピックスにあげさせていただきます。

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 JR西日本株主優待割引券は1回につき1枚利用可能で,1枚のJR西日本管内完結の乗車券とそれに有効な料金券(特急券や指定券,枚数制限なし)がすべて5割引となります。JR東の株主優待より格段に割引率が高く,都内の金券ショップでも5000円前後と比較的高値で取引されています。

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 今年のはじめ,山陰線京都~幡生間をのんびり乗り鉄するために株主優待割引券での割引を利用して旅行してきました。

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 この日は東京で仕込んだ株主優待割引券を持って新幹線で京都入りし,京都駅(のみどりの券売機プラス)で必要な乗車券・料金券を購入しています。乗車券は京都市内から京都市内ゆきの一周となり,山陰線で幡生まで向かい,山陽線で戻ってくる形になります。

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 株主優待の割引を受けるためには株主優待割引券を呈示して乗車券を購入する際にすべての料金券を買う必要がありますが,長距離旅行で必要な料金券が10枚くらいあったのできっぷを買うだけでちょっと時間を取られてしまいました。

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 料金券の割引は快速列車の指定席にも適用されます*1

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湯村温泉(兵庫)

 今旅行は2泊3日でのんびり山陰線を鉄道旅。このときは自分ひとりだったので超マイペース旅行となり,山陰線の車窓から日本海を眺めつつ,城崎・湯村・鳥取・玉造といった山陰の各温泉をハシゴし,カニを食い,白兎神社や出雲大社といった神話の舞台をめぐる旅をしてきました。交通費も安く済んだので大満足です。

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 留意するべきことがあるとすれば,先述したとおり,株主優待割引券はJR西日本管内完結の乗車券で適用可能です。そのため,東京からでJRで向かう場合,西日本管内まで別途乗車券・料金券が必要です。遠距離逓減制により乗車券は長くすればするほどキロ単価が安くなりますので,株主優待割引を使っても仕入れ値などを考慮するとあまり安くならない場合があります。西日本管内までの往復をバスや飛行機など別の交通機関を利用すると良いかもしれません。

*1:鳥取駅で席変を行っているため発行箇所が変わっています