きっぷ片手に旅をする

公共交通利用が中心の旅行記がメイン。月3回程度のペースで定期更新中。

韓国鉄道(Korail)の入場券

乗車日 2016.6.11

 韓国鉄道においても入場券が存在します。

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 水原(スウォン)駅で発売された入場券(입장권)です*1

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 入場券は中長距離列車の乗車券券売機で発券しました。韓国語は読めないので英語で操作しています。右下の EntranceTicket が気になり操作したところ,料金を支払うことなく発券されました。

 韓国鉄道では首都圏電鉄などの近郊電車や地下鉄には完全IC専用の自動改札機があります*2が,中長距離列車のホームの入口には改札がなく,代わりに駅間ごとに車掌がやってきて検札をしています。とはいえ,ホームの入口には日本でいう改札内と改札外を明確に分ける線が描かれ*3「ここから先はきっぷを持った人だけが入れます(意訳)」などと書かれていますが,実質的には誰でも駅構内に入り放題です。

 そんなわけで入場券をわざわざ発券する旅客は少なそうですが,「改札は無いけどホームは制限区域だよ」という制度上から発券しているような感じがします。なお,規則上はホームに入場する場合は入場券(500ウォン)を必要としていて,入場券を持たずにホームに立ち入ると不正乗車が適用されます*4。また他駅で水原駅と同様の扱いがされているかは未確認です。

 以下はGoogle先生による券面の翻訳です。手打ち機械翻訳かつ意訳なので間違っているかもしれませんが悪しからず。

入場券
水原駅(Suwon) 
利用日:2016.06.11.(土). 当日
 
<お客様順守事項>
  1. 列車の中で見送るのは非常に危険なので,列車に絶対乗車しないでください。
  2. 入場券を所持して列車に乗車する場合には,鉄道事業法第10条によってウォン運賃と10倍の付加運賃を収受します。

        水原自動

 

 

*1:緑色っぽい地紋の券面ですが,スキャンの関係で黄色っぽくなっています

*2:1回限りの片道利用でも使い回し式のICカードが用いられる

*3:国鉄道ではその線から内側のホーム・乗り場・列車内を運賃区域(有料区域)と言います

*4:韓国鉄道公社旅客運送約款第24条