2024年4月14日の一日限りで,臨時快速「みんなで花博レッツ」号が東海道線三島→舞阪間で運転された。
この列車は当日舞阪駅出発のさわやかウォーキングの送客を目的とした列車であるが,気になったのはその列車名。列車名は「みんなで花博レッツ」であるが,号まで入れてレッツゴーと言わせていて,笑いを取りに来たような名前になっている。
列車名 | 三島 | …*1 | 舞阪 | 使用車両 |
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みんなで花博レッツ | 07:45 | → | 10:13 | 373系3両 |
東海道新幹線と完全に並行する三島から舞阪までの約150kmというやや長距離を走る在来線の臨時快速列車ということで,少し興味があった。行き先も浜名湖花博なので嫁を誘いやすい。嫁には新幹線よりお得に乗れる列車だと説明して*2,乗車してきた。
みんなで花博レッツ号 三島→舞阪
三島駅から「みんなで花博レッツ」号に乗車する。車両は静岡地区の臨時列車ではおなじみの373系だが,ヘッドマークはシール式の専用のものが装着されている。JR東日本などでは1日限りの臨時列車で専用のヘッドマークを用意することなどは少なくなってきたが,静岡地区ではまだ健在だ。
車内へ。臨時快速ながらヘッドカバーが装着されているほか,コンパートメント席は花博のポスターや生け花が展示されていた。373系の臨時列車では,コンパートメント席はイベントスペースとして活用されることが多くなった。
座席には花博のパンフレットのほか,JR東海からの臨時快速の運行に関するアンケートもあった。アンケートの内容は臨時列車に乗った回数や行き先,さわやかウォーキングの参加回数など。JR東海はコロナ禍以降さまざまなイベントごとに手を出しており,次の手は何かないかと模索しているかのように感じるアンケートだった。
静岡発車後に,乗車証明書や乗車記念の花の種などが配られた。乗車証明書はD型硬券風のもの。指定席券のみで利用できる列車のわりには,かなり手が込んでいる。
列車は時速100km弱で西へ。途中の由比で同じ373系特急「ふじかわ」を退避した以外は,俊足で駿河の国を駆けていく。とはいえ沼津から浜松までの停車駅は平日運行の「ホームライナー」と同じであり,あまり新鮮さは無い。そういった意味では,花博のパンフレットやポスターで花博の事前準備ができたことや,乗車証明書などがあったことはいかにも臨時列車感があって良かった。
なお,車内は多くが「その手」の人たちで,ウォーキングに出かけそうな人は少なめであった。私は舞阪駅到着後,ウォーキングはせずシャトルバスで花博会場である浜名湖ガーデンパークへ向かった。
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