きっぷ片手に旅をする

公共交通利用が中心の旅行記がメイン。月3回程度のペースで定期更新中。

台湾鉄道一周ひとり旅(1) MM1029便で羽田から桃園へ

訪問日 2015.11.16-17 

 台湾は日本の隣国であり,文化的経済的な交流が活発なほか治安や人柄もよく,昨今のLCC路線の就航などもあり安価で旅行できることから,「週末の海外旅行先」とか「はじめての海外ひとり旅」の行き先によく挙げられています。

 ぼくもそんななかの一人で,国内旅行派のぼくに海外旅行なんて……と思っていた所,某大学OB氏に連れられて2015年3月に台湾に旅行しに行ったら思いっきりハマってしまったのです。大学の第二外国語で中国語を履修していたのでもともと中華圏に少し興味があったことと,台湾の「日本みたいで全然日本じゃない」…そんな新鮮味がたまらなかったです。

 さて,10月のはじめ頃,Peachのセールを見ていたら東京~台湾が安い。この頃はわりと時間に余裕があったので自然と適当な日を選んでチケットを押さえてしまいました。誰とも相談せずチケットを取ったので問題は同行者が現れるかどうかでしたが,知り合いとは都合がつかなかったので一人旅で決行することに。

 Peachの東京羽田→台北桃園の便はMM1029の1便しかなく,かつ羽田を早朝の5:50に出発するというLCC特有のダイヤ設定。この時間に羽田空港に向かう公共交通機関はほぼ存在せず*1当然前泊が必要ですが,今回は羽田空港に近い天然温泉平和島の「国際線・早朝送りバスプラン」を利用しました。

 羽田出発前日の16日夜,大森駅東口からスタート。

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  大森駅東口からBIGFUN平和島行きの直行バスに乗車。運賃は現金のみ100円なのですが,車内の引き換え券を取ることで施設利用時に100円がキャッシュバックされる仕組みになっていて実質的に無料送迎バスのようなものになっています。

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 国際線・早朝送りバスプランは施設利用に羽田行きの早朝バスが付帯したもので,利用料金は3,500円。この日は平和島温泉4:00発のものを利用。到着して温泉に入ったり食事処で酒をあおったりして寝る準備はしたのですが,旅行前日特有の寝つけの悪さから結局徹夜となり休憩処にあるTV付きのリクライニングチェア(伝われ)でアニメ見て過ごしました。

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 早朝3時30分に施設玄関に集合しBIGFUN平和島所有のマイクロバスに乗車。この日の利用客は10名弱。羽田空港国際線ターミナルまでの道中はガラガラで10分程度で到着。

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  朝4時の空港ということでガラガラ。チェックインカウンターも開いているのはこれから乗るPeachと香港エクスプレスくらいか。早速自宅でプリントアウトした旅程表を提示しチェックイン。受託手荷物さえケチりたかったので荷物は全て機内持ち込みで,「2個計10kgまで」という持ち込みルールを厳守してきましたが,手荷物の重量を測られることはありませんでした。ちなみにこの日の航空運賃は手数料等合わせて片道9,630円。

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 Peach台北桃園行きMM1029便はこの日最初の便。

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 出国審査を抜けてとりあえず朝食にありつこうと思うわけですが早朝ということでやっている店は一部のフードコートだけ。しかも営業中のフードコートが搭乗ゲートと真逆だったので移動だけで結構大変。

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 5:20頃搭乗開始。この日もほとんど満席のようでした。どうやって空港に辿り着いたんだろうという方々でいっぱい。

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 ほぼ定刻で羽田空港を離陸。進行方向右側の座席に座っていたので,眼下には相模湾と地元の風景が広がり,続いて日の出前の富士山が見えました。機長からのアナウンスもあって多くの人がこの光景を写真に撮っていました。

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 LCCといえば最大限詰め込んだ座席と最低限のサービス環境ですが,台北桃園まで3時間の行程であること,徹夜が響いてほとんど寝ていたこと,小柄な体躯なので狭い座席にも苦労しなかったことから特に不満はなし。

 現地時間8時過ぎに桃園機場に到着し,ガラガラの入国審査を通過。日本円から台湾元への両替を済まし,台湾でネットを使うため中華電信のSIMカード*2を購入し準備は完了。この後はバスに乗って桃園市街へ。

(つづく)

*1:2016年1月現在,横浜・東京・大宮・千葉の各都市からの路線バスの運行がある。

参考:京浜急行バス 2016年1月22日閲覧

*2:予め日本の携帯ショップで有償にてSIMロック解除の手続きをする必要あり。手続きそのものはショップで30分程度で済む。