2022年7月4日から8月31日にかけて,TVアニメ『ゆるキャン△』とJR東海等とのコラボレーション企画が行われています。JR東海の『ゆるキャン△』とのコラボは2020年の臨時急行列車「ゆるキャン△梨っ子」号の運転に引き続き2回めです。
2020年の臨時急行「ゆるキャン△梨っ子」乗車記は下記をご覧ください。
第二弾となる今回は,「ゆるキャン△1日周遊きっぷ」の発売と,『ゆるキャン△』コラボ列車の運転が行われています。筆者も『ゆるキャン△』ファンなので行きたいとは思いつついろいろな用事があり先延ばしにしていたところ,コラボ期間最後の週末を迎えてしまったので急いで乗りに行ってきました。
『ゆるキャン△コラボ』列車は313系2両1編成(V10編成)が充当。どの列車がコラボ列車となるかは身延線の特設公式 WEB サイトにてわかるようになっています。身延線内の列車のほか,車両運用の都合で東海道線三島〜静岡間を走行することもあるようです。
今回は時間の都合でゆるキャン△コラボ列車で身延線を乗り通すだけの乗り鉄旅で利用しました。臨時急行「ゆるキャン△梨っ子」号のときのようなキャラクターの声優によるアナウンス等こそないですが,車内装飾が一面「ゆるキャン△」になっており,ファンにはなかなかたまらない空間になっていました。
臨時急行「ゆるキャン△梨っ子」号のときもそうでしたが,車外装飾は一切ないため乗った人にしか味わえない特別感もありました。また,7月から8月にかけての約2ヶ月にわたって運行されたため,多くの『ゆるキャン△』ファンに乗る機会が与えられたのも良かったと思います。
8月最後の週末の乗車でしたが,この列車を目当てに乗り合わせている人も何人か見かけました。ただ他の旅客もいるなかで延々と列車内を歩き回ったり,配慮なく写真を撮っていたりする人も見られました。列車内は公共空間であることを忘れないでほしいと思います。
今回のゆるキャン△コラボ列車には,コラボ期間中に期間限定発売される「ゆるキャン△1日周遊きっぷ」を片手に乗車しました。JR東海で似たようなフリー区間を持つ「休日乗り放題きっぷ」と効力が似ていますが,「ゆるキャン△1日周遊きっぷ」はフリー区間が東海道線三島〜静岡間と身延線全線に限られ「休日乗り放題きっぷ」より狭いものの,1冊2000円と静岡〜甲府間片道利用で元が取れる運賃でありながら期間中毎日利用可能でした。券名に『ゆるキャン△』が入っているので,時刻表や券売機,マルス券面上に『ゆるキャン△』の名前が出てくるのがちょっとシュールでした。
ゆるキャン△はアニメ1〜2期・ドラマ1〜2期を経て今年7月に映画の封切りがあり,メディアミックス展開は一段落ついたように思えますが,原作はまだまだ続いていますので,今後も定期的なコラボ企画として続いていってほしいと思います。