先日，日帰りで新潟県湯沢町にある GALA 湯沢スキー場で滑ってきました。GALA 湯沢スキー場は JR 東日本が開発したスキー場です。越後湯沢からの引き上げ線を旅客化し駅を設け，その裏山にスキー場を開いたことで東京駅から新幹線でスキー場の入り口まで直結。東京郊外のスキー場の中では抜群のアクセス性の高さがあります。
それゆえ週末となれば人があふれゴンドラやリフトに乗るのに何時間待ち……といった状況になりがちです。そのためあまり行きたいゲレンデでもなかったのですが，この情況で人出が減っているだろうという目論見であえて行ってきました。ガーラ湯沢駅を正しい使い方で利用したかったという悲しい目的もあります。
今回は JR 東日本国内ツアーの旅行商品を使用しました。東京（都区内）～ガーラ湯沢駅間の往復新幹線特急券とリフト券，食事券がセットになっている商品で，平日と週末で料金設定は異なるようですが週末でも12,800円*1と格安でした。上記の乗車票に加えてリフト券と食事券のバウチャー（引換券）もついてきます。
この旅行商品はオンラインで出発前日まで購入でき，チケットは新幹線に乗るまでに指定席券売機で受け取れば OK。旅行会社がオンラインで発売する旅行商品は郵送などで購入期限がある場合も多かったのですが便利な世の中になりました。JR 東海の「新幹線ダイレクトパック」なども同様です。
朝6時の東京駅。人出はまばらですが，板をかついだ人が目立ちます。乗り込むのは大宮を出たら越後湯沢までノンストップの速達型「たにがわ」。スキー客輸送列車という感じです。
今回のように旅行商品の場合は指定席になりますが，スキー旅行では旅行商品利用の割合も多いようで，自由席より指定席のほうが混み合っていました。今回は混雑を避けて自由席の1階に移動*2してまったり。
東京からガーラ湯沢まで1時間ちょっと。景色を見ていればあっという間にガーラ湯沢に到着です。
ガーラ湯沢駅の改札の目の前にはリフト券を買うカウンターがあり，そのまま進むとレンタル受付やロッカー，ゲレンデへのゴンドラまでが直結されていました。
先日の蔵王温泉スキー場の閑古鳥っぷりを見ていたのでガーラ湯沢もガーラガラだろう……と予想していたら思っていた以上に来場客があって意外でした。これも東京駅から新幹線直結という立地特性による強みでしょうか。平日の一部リフト運転をとりやめる*3などガーラ湯沢も緊急事態宣言再発令の影響を受けているようではありますが……。
ゲレンデ自体はロングランできるコースがあまりなく，しかもアクセスのよい立地ゆえ初心者が多くいるので（中級者コースは快適でしたが）個人的には微妙。また標高800ｍ～1000ｍ程度なので気温が下がりきらないこともあるようで，この日は午前中は無念の雨。天気がよければ行くとか，足ならしとかちょっと練習に，のようにふらっと出かけるには良いのかもしれません。
9時前から15時くらいまでたっぷり滑り，着替えてスキーセンターにある温泉に入ろうとしたところ，なんと45分待ち。感染症対策で人数制限をしているのかもしれませんが，旅行商品などで帰りの新幹線が決まっている場合は要注意です。
帰りは17時の新幹線で東京へ。こちらも速達型の「たにがわ」なので東京まで1時間ちょっと。日が暮れてから湯沢を出たのに18時すぎには東京に到着。この速さはクルマにはできない芸当です。ただ今回は途中で不幸にも足を捻ってしまい痛む足を引きずって帰ったのですが，その状態で新幹線から横須賀線への乗り換えはなかなかしんどいものでした。
*1:14,200円（基本旅行代金）－1,400円（限定列車利用プラン割引）
*2:今回の旅行商品は限定列車以外の（後続などの）列車は自由席も利用できない契約条件があるが，同一列車の自由席を使用してはならないという契約条件は無い。
*3:緊急事態宣言発出に伴う営業体制の変更について【1月15日現在】 – ガーラ湯沢スキー場(新潟県湯沢町)｜GALA YUZAWA 2021/01/20閲覧
