きっぷ片手に旅をする

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伊東按針祭海の花火大会と特急「伊東按針祭花火大会4号」(2023)

 今年も伊東按針祭海の花火大会を観覧してきた。    ashizin.hatenablog.com

 昨年と同様に伊豆高原駅で有料観覧席が発売されていて,伊豆高原~伊東間の往復乗車券(1360円相当)に有料観覧席(2000円)がセットになって2500円という値段は今年も変わらず。このときは伊豆高原駅から伊東駅へ片道利用するだけだったが,片道利用だけでも元が取れてしまうので,往復乗車券つきのチケットを購入した。

按針祭花火大会観覧セット乗車券
上記の乗車券のほか観覧席のチケットがセットになっている
 今年は雨予報が続いていて天気が危ぶまれたが,なんとか雨は降らず。伊豆急行の観覧席は昨年と同様の場所なので,迷わず着席。
昨年と同じように見えますが今年撮った写真です
 按針祭海の花火大会はオレンジビーチから海を見て左手にある第一離岸堤から,右手のなぎさ公園まで何箇所か打ち上げ場所があるワイドな花火大会。観覧席から見上げる花火は素晴らしく,打ち上げ花火の振動や火薬のにおいなども伝わってくるし,なにより一面を覆い尽くす花火にはひたすら感動だった。なお今年は海風が観覧席に直接当たっていたので,ススなどが目にはいることも……。

伊東按針祭花火大会4号

  海の花火大会へのアクセス列車として運転される特急「伊東按針祭花火大会」は昨年(1往復)と異なり,今年は2往復運転と増発された。

号数 東京 *1 藤沢 小田原 伊東 車両編成
1号 15:00 15:44 16:06 16:46 E257系9両
3号 16:25 17:09 17:33 18:22 E657系10両
2号 23:19 22:32 22:06 21:26 E257系9両
4号 00:08 23:24 23:01 22:16 E657系10両

特急「伊東按針祭花火大会」時刻表

 E257系充当の1号・2号が昨年とほぼ同じダイヤで運行している列車で,E657系充当の3号・4号が増発分となる。

 昨年の記事でもふれた通り,花火大会の終了が21時なので伊東駅21:26発の2号ではやや忙しない。そのため今回は余裕をもって4号の特急券を確保しておいた。

特急「伊東按針祭花火大会」4号の特急券

 とはいえオレンジビーチの観覧席から伊東駅へは(通常時)徒歩10分程度なので,22:16発はちょっと遅め。駅周辺は屋台なども終了していて,とりあえず駅に入って列車を待つほかなかった。ちなみに2号が発車した後から4号が発車するまでの間は花火帰りラッシュのピークを迎えていて,伊豆高原方面・熱海方面にそれぞれ大量の乗客が乗った列車が発車していった。

E657系の特急「伊東按針祭花火大会」4号
 E657系は通常は常磐線特急「ひたち」「ときわ」で運行されている車両で,東海道線伊東線での運行は今回が初めて。そのため注目度が高く,伊東駅では花火大会帰りの客に混じってカメラを持ったオタクもそれなりに見かけた。

発車標と方向幕

 伊東を発車した列車は花火大会帰りの利用者で満席。E657系では新たな着席サービス向けに座席ランプが装備され,予約済みの席であれば検札が省略されているが,「伊東按針祭花火大会」号は新たな着席サービスの対象列車ではないため,ひとりひとりの特急券を車掌が検札していた。

座席ランプは消灯
 2号・4号ともに小田原~茅ヶ崎間で貨物線経由で運転し,旅客線を走る普通列車を追い越し。伊東~藤沢間68分とかなりの俊足だった。  

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*1:この間停車駅:品川・川崎・横浜・大船